「フルートのコンクールを受けたい!」
フルートが上達してきた。自分の力を試したい。何か目標を作りたい。そんな中高生の皆さん、コンクールの受験を視野に入れてはいかがでしょうか。コンクールは結果だけではなく、その練習の過程がとても大切です。コンクールをいくつも受けすぎることは、基礎固めの邪魔になってしまう可能性があるのでオススメしませんが、自分のペースに合ったコンクール受験は、成長を促してくれます。今日はそんなコンクールの申し込み方法について、解説していきます。
もくじ
フルートのコンクールってどんなものがあるの?
日本において、フルートのコンクールはたくさんあります。
さて、どんなものがあるのでしょうか。中学生部門と高校生部門に分けて紹介します。
中学生部門
全日本学生音楽コンクール
日本ジュニア管打楽器コンクール
全日本ジュニアクラシック音楽コンクール
日本クラシック音楽コンクール
高校生部門
全日本学生音楽コンクール
びわ湖国際フルートコンクール
仙台フルートコンクール
日本ジュニア管打楽器コンクール
全日本ジュニアクラシック音楽コンクール
日本クラシック音楽コンクール
古くから存在し、多くの今も活躍するフルート奏者たちを輩出してきたコンクールをあげてみました。
それぞれの詳細については、別記事で紹介したいと思います。
この他に、新しいコンクールもたくさんあります。
刈谷国際音楽コンクール(過去7回)、岐阜国際音楽祭コンクール(過去11回)、下田国際音楽コンクール(過去8回)、かながわ音楽コンクール、三田ユネスコ・フルートコンクールなど、それぞれの地域にも多種多様な形態で、たくさんのコンクールが存在します。
お住まいの地域でもコンクールがあるかもしれません。是非調べてみてください。
フルートのコンクールを受ける流れ
さて、受けたいコンクールが決まったら、どうしたら良いのでしょうか。受験までの流れを説明します。
参加要項を読む
参加要項の紙を手に入れたり、冊子を購入する必要のあるコンクールもあれば、全てサイトに明記されている場合もあります。
とにかく、参加要項は、くまなく読んでください!!!(私は何度も読み落として失敗しています…。)
申し込みの期限や受験料の支払い方法、課題曲、開催日など、よく読み込みましょう。
課題曲を選択する
課題曲が指定されている場合は、楽譜の版やカットの場所について細かく読みましょう(しつこいですが、切実です)!!!
課題曲が選択曲の場合は、自分に合ったものを選べるよう、よく曲を聴いたり楽譜を見たりして、先生とも相談しましょう。自分の魅力をより引き出せるもの、今の自分にとって学びの多い曲、チャレンジしてみたい曲、など選択の理由も様々です。
伴奏者に共演をお願いする
無伴奏でのコンクール受験の場合は必要ありませんが、ピアニストとの共演で受験する場合は、共演してもらうピアニストを探す必要があります。コンクールによっては、公式伴奏者がいらっしゃることもあるので、要項をよく読みましょう。
申し込み用紙を記入し、送る
申し込み用紙を記入します。主催者に迷惑をかけないよう、丁寧に書きましょう。課題曲や伴奏者についての記入が必要なことがほとんどです。先に準備を済ませておきましょう。
また、プロフィール写真の添付も必要なことが多いです。フルートを持った写真を写真館などで撮影してもらっても良いですし、もちろん家で撮った写真でも構いません。審査には全く関係ありませんが、当日のプログラムになったり、入賞したら新聞に載ってしまうかもしれませんので(!)、納得のいくものをお送りしてくださいね(笑)!
参加料を支払う
コンクールによっては、支払いの証明を添付資料として提出する必要があるかもしれません。名義に気をつけて支払いをしてください。申し込み用紙を送って満足していたら参加料の支払い期限が過ぎていた、なんてことのないよう、気をつけてください!!!
注意事項
以上でコンクールの申し込みは完了です。
定員になり次第締め切りの場合は、早めに申し込みましょう。
また、ギリギリの提出になってしまう場合は、当日消印が有効かどうかも、要項を読み込んでください。
いくら練習を綿密に重ねても、要項の読み間違いで受験できないなんて、後悔してもしきれません…!申し込みは、是非注意深く取り組んでください(しつこいですが、本当に)!
あとは練習
さて、申し込みが完了して、参加資格を得られたら、あとは、自分の演奏を磨くだけです!素敵な演奏を目指して、頑張ってください♪ピアニストとのリハーサルも、相談して決めてくださいね。
また、当日のスケジュールや参加証なども送付されます。きちんと管理しておいてください。
最後に…
コンクールには、様々な思い出があります。悔しい思いもたくさんしましたが、準備期間に得られる学びや、コンクールで出会えたライバルとの関係や受けた刺激は、今の私にとってとても大きな財産です。同世代の演奏を聴くことは何よりも勉強になり、審査員の先生方からいただいた講評はいつだって上達の道標になってきました。
是非、皆様も素敵なコンクール期間を過ごしてくださいね!
まずは、とにかく、「要項をよく読んで」ください!